淫らな月
私はトイレに行った…
まだ仲間がいた。
私の顔を見てギョッとしていた…
このトイレは奥まったところにある…
余り人が来ない…
だからこの前…彼らはここの男子トイレでセックスしていた。
私は個室に入った…外の様子を伺う…
さっき薬の包みを手に持っていた。
多分自分も吸うために…
何かを吸う音がして仲間は出ていったようだ
私は個室を出てゴミ箱を見た…
あった…薬の包み…
これをあの女の制服のポケットに入れて告発すれば捕まる…
私は女の後を追った…
そして電車に乗る時
女の制服のポケットにそっと入れた…
今は大地くんが隣にいる…帰りにでも喧嘩をふっかけてやるか…
そうすれば警察が出てくる…
そっと告発すればいい
私は離れて彼らの後をつけた・・
大地くんの部屋で言い争っている・・
ナイフを手に持って出てきた・・
彼女を傷つける気だ・・
彼女の家が留守なのを確認して駅のほうに向かった・・
スーパーの前で彼女にナイフを向けた・・
どうしよう・・彼も一緒だ・・
彼が回し蹴りでナイフを落とさせ女の顔のところで止めた・・
良かった何もなくて・・
私はスーパーの公衆電話で警察に電話した・・
「ナイフを持った高校生がいます・・
さっき駅で薬みたいのを持ってた子と似てます・・
薬のせいでおかしくなってると思います。
大至急来てください・・
今女の子を刺そうとしました。
場所は丸善というスーパーの前です」
私はパニくってるふりをして警察を呼んだ・・
パトカーがすぐに来た・・
女はうなだれて連れて行かれた・・
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