淫らな月
美桜ちゃんに初めてきついことを言った・・
「美桜ちゃん・・ごめん・・きつく言って・・
もし今後接触するようなことがあっても相手にしたらダメだよ
美桜ちゃんは自分が考えている以上に危ないよ・・あの女は犯罪者だ
連れて行かれたりしたらもう元には戻れないかもしれない・・
今、言ったこと忘れないでね」
美桜ちゃんは涙を流しながらうなづく
「梅香ちゃん・・ありがとう」
大地くんが私に言う
黙って聞いていた彼が
「じゃあ・・行こうか・・」
また私の手を取って引っ張る
「大地たちもがんばれよ・・じゃあね・・あっ風呂も借りていい?」
大地くんは笑ってうんと言い
「バスタオルは浴室にあるの使って」と言っていた
「本当に行くの?」
「当たり前でしょ」まだそんなこと言ってるのというように呆れて言われた
私だって・・だけど恥ずかしいし・・・それに私
「あの・・私・・」
彼は止まって顔だけ向けて
「えっ・・生理だった?匂わないけど・・別にいいよ生理でも気にしないよ」
お風呂場でやればいいしなんて言ってるけど
「そうじゃなくて・・私は汚れてるから・・お兄さんと・・」
彼は今度は体ごと私に向けて言った
「お兄さんとのことで君は汚れてないよ・・
もしそう思うならこれから僕がこれから抱いて綺麗にしてあげる」
いいねと妖艶に笑ってああやってこうやってと想像しているのか笑っている
Sっぽいからなんか怖いけど・・
私たちは別々にシャワー浴びた・・
彼は当然のように一緒だと言ったけど別々にとお願いした
彼に先に入ってもらった
私はあとに・・バックに歯ブラシがあってよかった
そして私はシャワーを浴びた・・
バスタオルを巻きつけリビングに・・
彼はバスタオルを腰に巻きつけただけでリビングのソファーに座っていた
剥き出しの上半身・・腹筋が綺麗に割れていて肩幅も広い・・
どうしよう恥ずかしい・・
だって私には初めての経験だったから・・

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