淫らな月
そんな感傷にしたってた私に部屋につくなり
「お兄さんとはどんなふうにしたの?」
「はっ?」
また綺麗な顔に皺を寄せる
「は?じゃないよ・・これから僕はお兄さんとの違いを君に分からせてあげるつもり・・だから最初は同じように抱くんだ」
「最初って?何回もするの?」
私は首を捻る・・お兄さんとは一回きりだったから
「何?一度に一回ずつしかしないの?やっぱり気持ちはないな。僕は力の続く限りするよ
覚悟しといて・・」
じゃあ手始めに・・媚薬の代わりにと
私にキスをした・・
頭を両手で押さえられて息継ぎにあけた口から舌を入れられて絡められる・・角度を変えられて続けられるキスに・・
もう私はうっとりしてしまった・・
彼は私から離れて私の顔を首をかしげて見る
「気持ちよかった?
媚薬ぐらいの効果あった?」
「お兄さんの時はどんなふうにするの?」
また嫌なことを聞く
「い、いつも四つん這いになって
…後ろから・・」
恥ずかしくて真っ赤になる・・
「じゃあなって・・四つん這い・・」
えっ・・恥ずかしい
「早くなって・・あとはどうするの?」
「何も・・何度も・・されて・・
お尻に出して後始末をしてくれる」
ふ~んって言って
「胸揉んだりキスしたりしないの?舐めたり・・触ったり・・指を入れたりも」
聞いてるだけで体の中心が疼く・・
彼の声は媚薬のようだ・・
「ゆ・・指は入れる・・
お兄さんの入れる前に・・」
「それだけか・・わかった・・
同じようにするね」
そう言って私を四つん這いにさせた・・
バスタオルを押さえてお尻を隠す私に・・
邪魔・・出来ないでしょって言いながら
剥ぎ取った



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