ある冬の日
教室が今日1日の解放感で溢れかえっている。
クラスのみんなはまだまだ騒がしい。
そんな中でわたしはヒロから届いたメールの返信の返信をする。
ぶっちゃけ、寂しさの紛らわし。
40人近くの生徒がいる教室で、誰とも話さず1人だけで居ることがどうしようもなくツラくて、ツラすぎるから。
ケータイいじってるだけでそのツラさが少し和らぐ。だから常にケータイ持つようになった。1日ずっとケータイいじってるとすぐ充電無くなっちゃうから、携帯用充電器も学校に持ってきてる、わたし。
この事先生たちに知られたら、第一志望の高校行けなくなると思うな、たぶん。
でも今わたしの生活にケータイが無くなったら、そっちの方が今のわたしにとって大問題だから、これでいいんだと思う。
ヒロに返すメールの文面をどうしようか考える。
んー。なんて返そう。
興味のない人宛にメールするってなかなか難しい。