ある冬の日
授業が始まって早々、さとちゃんがチョークを使って黒板に何か書きはじめた。
でも黒板を見ても視力が悪いからさとちゃんの書いた文字が少しぼやける。
ウチは度入りの黒縁メガネをかけた。
いつもメガネをかけると頭良さそうに見えるから、このメガネはけっこう気に入ってる。
でも高校生になったらコンタクトに変えよ、うん。
メガネをかけ終え再び黒板を見ると、さとちゃんが黒板に書いた文字は前に習ったやつの復習だった。
また復習か~。
なんかここまで復習ばっかり続くと少しは新しい事も習いたいなって思う。
いつもはそんな事全然思わないのに。