アリスに恋して
私達が笑い合っている時、それは起きた。




突然、厳しい顔をしたチェシャ猫が言う。



「アリス伏せて。」


「え?」



「伏せて!!!!!!」




私が反射的に伏せると、今まで私の首があったところを、物凄い大きさの鎌が通る。



「キャアッ!!!!」



「お前は・・・・」


ギリッと歯をくいしばる音が聞こえる。


『お前なんて言葉づかいをしてもいいのかな?このわらわに、なぁチェシャ猫殿?』



え・・・・

ハートの女王?



そこには大きな鎌を持ち、ニタニタと笑っている綺麗な女王が立っていた。













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