アリスに恋して






あれだけのコトをさせておいて・・・・・・・・


この仕打ちは酷すぎる。




「じっ、冗談じゃないわよ!あんな恥ずかしいコトしたのに・・・・!」


「だって言ったでしょ、アリス。お互い様って。」




それもそうだ。



「じゃあ、何すれば鍵くれるのよ?」




しまった・・・・


また言ってしまった。



案の定、さっきまでかわいこぶっていたピンクの猫は、その整った顔をニヤリと引き攣らせるのだった。













< 40 / 41 >

この作品をシェア

pagetop