煌く夜に
リビングに顔を出したのは
金色の髪に
十字架のネックレス、
蒼のピアスをつけ、
可愛い顔立ちをした少年。
そう、これが私の弟、光輝。
「あ、うん…ちょっとね……」
「…なんだよ、」
私が言葉を濁すと光輝は明らかに不機嫌そうな声を出す。
そして、私のほうへズカズカと向かってくる。
180くらいだろうか…。
私よりも遥かに大きな弟に見下ろされた。
「学校、サボッたのか?」
そして、座って私の目線に合わせて質問をしてくる。
優しい声色で…。