あたしだけ?★2


それを見たあたしは、涙がこぼれた

やっばり…魁は好きな子が出来てたんだね。


涙が止まらなくて、その場を立ち去ったんだ。


泣きながら、家に帰って
部屋でいっぱい泣いた…

今日あったことが全て夢ならいいのに…



「蘭〜っ起きなさい!今日学校でしょ??」


部屋の前で怒鳴るお母さんの声に目覚める。


夢じゃ…ない

あたしの脳裏に浮かぶ二人の光景…。

学校行くのやめよう…

魁と会いたくない


「お母さん…今日体調悪いから、学校行けない」

「分かったわ…学校に連絡しとくから」



その声に安心したのか、あたしは眠った…。
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