あたしだけ?★2
「分かりました。いきなりで、ごめんなさい」
と言って去って行った
入学式の日
寝不足だった俺は、フラフラで歩いてて、
石につまずいて、鞄を落としてしまった。
バラバラになった荷物をかき集めて拾う俺を、他のみんなは、素通りな訳で…
恥ずかしさだけがつのっいた。
「大丈夫ですか??」
ぱっとその声の持ち主をみたら、
一緒に荷物を拾ってくれてて
全て荷物を拾い終わった俺は、
「ありがとう」
とだけ礼をいった。
「どういたしまして♪♪」
とニコッと笑って答える蘭ちゃんに一瞬で心を奪われたんだ。