1%の出逢い
「おちゅ〜!」

「おつかれ!」

 食前酒から始まり鯛のお造り、桜蒸しや煮物など食べきれないほど出てきた。

「うまい!ここ、よく来るの?」

「全然こないょ」

「そうなんだ。それ、食わないの?食べていい?」

 純一は夢中になって食べていた。

「ごちそうさま!もう食えねぇ〜」

「食べすぎ」

「遥、飲みすぎ!どんなに飲んでんの?18って思えねぇ(笑)グラス15個もあるじゃん」

 遥はにっこり微笑んだ。

「おいしゅうございました」

 純一は軽く遥の頭を叩いた。

「ちゃんと食え〜」

「い〜だ!食べたもん」

 最後にデザートが出てきた。

「ごちそうさまでした。行こ!」

 遥は普通に立った。

 純一は少し酔っていてふらついた。

「よく酔わないなぁ!帰るかぁ」

「会計済ませるから先に外で待ってて」

「わかった」

 純一は1人で外に出た。

 申し訳なさそうにする遥。

「急に来ちゃってごめんなさい。いくらですか?」

「お嬢さまから頂くなんてとんでもない。またいらしてください。外にタクシー呼んでおきましたので」

「槇村さん、いろいろありがとうございます。ごちそうさまでした」

「お気をつけて」

 タクシーに乗り純一のアパートにむかった。
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