1%の出逢い
 純一のアパートに着いて部屋に入った。

「今日、遥どうするの?」

 手を合わせて可愛い感じで純一を見た。

「純くん!」

「きも。何?」

「泊めてぇ〜」

「あ〜ん。嫌だよ。酔っ払いは無理!布団ないし」

「こんな可愛い子を外で寝させるつもり?」

「誰が…。しょうがねぇな〜。今日だけな」

「お風呂入っていい?

「うん」

 遥はお風呂に入り治療を済ませた。

 純一もシャワーを浴びた。

 純一はお風呂から上がると冷蔵庫をのぞいた。

「遥、何か飲む?」

「何でもいい!」

 ビールとグラスを持ってきた。

「ビールね。グラスで飲むっしょ?」

「ありがとう」

 テレビを見ながら晩酌した。

 1時間ぐらいたって純一は立ち上がりベットに座っていた遥に近づいてきた。

 お酒も入ってたこともあり、突然純一は遥をベットに押し倒した。

「俺、遥のことずっと前から好きだった」

 純一の唇がせまってきた。

 遥は大声をあげて純一の頬を平手打ちした。

「いや〜!」

 純一の押さえてる力が緩んだ瞬間、部屋の隅に逃げた。

「こんなことするために泊めてって言ったわけじゃないんだよ。今日、彼氏といろいろあったばかりなのに。純、ひどいよ」

「ごめん」

 沈黙が続いたあと純一は弱々しく立ち上がった。

「俺、ソファーで寝るからベット使って」

 重苦しい雰囲気の中うつむきながら部屋を出て行った。
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