1%の出逢い
 朝、目覚ましで起きた。

(あれ?ここどこ!)

 遥は寝ぼけていた。

(うん?…。純の部屋だぁ。頭痛い。飲みすぎたぁ)

 目をこすりながら純一のいる部屋にむかった。

 純一はまだ寝てる。

 寝室に戻り目覚ましを持ってきた。

 ニコニコ笑いながら目覚ましを鳴らした。

《ジリジリジリーン!》

 純一はびっくりして飛び起きてソファーから落ちた。

「いってぇ〜。なんだぁ!」

「おは。純一くん、朝ですよ」

「ねむてぇ〜。今、何時?」

「6時だょ」

 目をこすりながら遥を見た。

「早いって。今日休みじゃん」

 遥はしょんぼりし泣き真似をした。

「だって、昨日誰かに襲われそうになって寝れなかったもん」

 純一は気まずそうな顔をした。

「ごめん。本当にごめん」

 純一が頭を下げたのを見て笑い、舌を出した。

「ちゃ〜んと反省してるみたいだから許してあげる」

「なんだよ。落ち込んでると思ったのに」

 2人で笑った。

「純、今日は何するの?」

「俺、昼からバイトなんだ」

「そうなんだ。今日、由香帰ってくるみたいだから由香のとこに行くよ。またお風呂借りるね」

 純一は不思議そうな顔をした。

「また風呂入るの?」

「うん。女の子は朝シャンするんだよ」

「いいよ。その間に飯買ってくるわ」

 遥はお風呂で治療を始めた。

 お風呂に入ったのを見計らって、純一は買い物にでかけた。
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