生徒会長の裏の顔


会長が率先して、中に入る。


「鈴、お帰りー」


書記の夏実ちゃんが手を振る。


すでに二人は、ペンの確認をしている。


「ただいま」


言いながら床に板を置く。


「あれ、紙って…どこ?」


部屋を見回しながら、私が呟く。


「あぁ!資料室だ!」


夏実ちゃんが叫ぶ。


「じゃあ私、取りに行ってくる」


「ごめん、鈴!」


< 26 / 115 >

この作品をシェア

pagetop