生徒会長の裏の顔
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生徒会室に戻ると
「多すぎ!」
と夏実ちゃんに笑われた。
「だって、量聞いてなかったから!」
「ありがと夏村。
足りないよりはマシだよね」
会長が笑って言った。
コイツにフォローされるとか、屈辱だ!
「もう!さっさと始めましょう!」
「じゃあ、佐原と山内さんは紙を切って文字の下書き。
俺と夏村はペンで完成させて張り付け」
会長が笑いながら指示を出して、皆は仕事に取りかかる。
私はしぶしぶ、会長と1枚目が完成するまで待った。