生徒会長の裏の顔
彼氏
□■月曜日□■
「えー!!さわな…」
「ちょ…!」
声出さないでよ!本人まだいるんだから!
私は慌てて、沙希ちゃんの口に手を当てる。
「で?なんて答えたの?」
「考えさせて…」
「どう思ってるの?沢中君のこと」
今度は小声で話しているので、会話が進む。
「普通にクラスメイト…。
いい人だとは思う」
「うん。それなりにモテるし」
私はチラリと、沢中君を見る。
爽やかでかっこいい。