揺れる水面 映る月影は何処から


今まで感じていた想いを吐き出すかのように両親にぶつける。



「それに、男じゃないって理由で私を捨てるくらいだったら、産まなければ良かったでしょ!そうすれば、私はこんな想いせずにすんだんだよ!」



妃絽は荒くなる呼吸を整えながら、両親を睨みつけた。



「私はあんたらなんかと暮らさないから…」



そう言うと妃絽は部屋から飛び出した。





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