揺れる水面 映る月影は何処から


「いい加減に答え――」



「実は俺達、未来から来たんです!」



今まで黙っていた夏樹が口を開き、馬鹿正直に話してしまった。



目の前の美丈夫達はその言葉に呆気を取られていた。



すると、妃絽は夏樹の襟首を掴むと思い切り鼻にパンチを食らわす。



その音はかなり鈍く、鼻にパンチを食らった夏樹は鼻を真っ赤にしていた。



不思議なことに鼻血は出ていなかった。







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