揺れる水面 映る月影は何処から

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二人が落ち着いた頃には空が茜色になっていた。



ふと近藤が口を開いた。



「落ち着いた所で、望月君と各務君の部屋割りだが…。今、開いてる部屋がなくてな。誰かと相部屋でも良いかい?」



「構わないよ。お世話になるんだから、文句は言わない」



「本当に文句は言わないですね?」



「うん、言わない」



妃絽の言葉に近藤と沖田は意味ありげに笑った。



その笑みに妃絽の身体に悪寒が走る。






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