揺れる水面 映る月影は何処から


「じゃあ、俺の部屋に各務君、土方さんの部屋に妃絽ちゃんで」



「「却下」」



沖田の言葉に妃絽と土方の声がハモった。



文句は言わないと言ったが、あれとこれとは別だ。



沖田ならまだしも、さっきまで火花を散らしていた同士で相部屋など以っての外だ。



「総司!てめぇ、俺に対する嫌がらせか!?何故、俺がこんなクソ女と!」



「そうだ!もし、私が女たらしの土方さんに食われたら、どうするんだよ!?」



「「なんだと、この野郎!」」



互いの言葉に反応し、二人同時に同じ言葉を言った。





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