揺れる水面 映る月影は何処から


そんな毒舌美少女に吐かれた夏樹は凹んで、床にのの字を書いていた。



その光景も見慣れたモノだ。



「それより、子供達連れて、何処かに行くの?」



凹んでいる夏樹を気に止めることなく、繭は妃絽に問うた。



「子供達がボール、木に上げたらしいから取りに行くんだよ。ついでだから、夏樹達もついて来て。どうせ、暇だろ」



妃絽の無茶苦茶な理由にショックを受けながらも、繭と夏樹は彼女達と外に出た。






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