花と蝶
「お兄ちゃん!私のリボン知らない!?」
パタパタと無駄に動き回りながら、トーストを頬張る兄、貴之に尋ねた。
「制服のリボンなら一緒においてあっただろ?」
「違うよ!指定のやつじゃなくて赤いやつ!」
「鞄の中は探したのか?」
「ああ!」
慌ててリビングをでて、自分の部屋へ転がりこむ。
妙に綺麗な机の上にある鞄を勢いよく開くと、光沢のある赤い布がみえた。
「お兄ちゃ―ん!あったぁ!」
言いながら鞄を肩に掛けて、
リボンをつけながら階段を降りる。
パタパタと無駄に動き回りながら、トーストを頬張る兄、貴之に尋ねた。
「制服のリボンなら一緒においてあっただろ?」
「違うよ!指定のやつじゃなくて赤いやつ!」
「鞄の中は探したのか?」
「ああ!」
慌ててリビングをでて、自分の部屋へ転がりこむ。
妙に綺麗な机の上にある鞄を勢いよく開くと、光沢のある赤い布がみえた。
「お兄ちゃ―ん!あったぁ!」
言いながら鞄を肩に掛けて、
リボンをつけながら階段を降りる。