もう、最後にしよう
そんなこんなで
1年がたったころ
繭はあたしに言った
「あたしもう泣かないよ
だってないても
悩んでもわかってはもらえないから
それにね、どっか自分が
甘えてるんだと思う
弱さを見せることで
心配してほしいって
だからね、
もっと強くなる
いつか裕樹君があたしに
甘えてこれるくらいにね」
そうやってわらった繭を
すごいと思った
こんな思いをしてまで
こんなに一途に
愛しているんだと