ブルーブラック【番外編】

「えぇと··どうしたら···」

「お祖母さんは勿論日本語を書かれますよね?ちなみにどのような時に使われると思いますか?お手紙等ですか?」

「多分、色々と忙しい人だから手帳とか、かなぁ」

「でしたら細字がよろしいかと。細かな字を書かなければなりませんから。極細もありますが、少しペン先が引っかかって感じるかもしれませんし、細字でも十分線は細いですよ。お手紙にも差し支えないかと」


俺の説明をやっぱり真剣に最後まで聞いて軽く頷きながらぶつぶつと一人で考えをまとめているようだ。


「じゃあ、その細字で!」

「かしこまりました」


ギリギリ閉店前に間に合ったか。
あとは会計と、インクの色を聞いて、包装·····え?

嘘だろ··

おい、冗談だろ。

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