cяimson moon 赤い月 extra
「帰ってやれば?
アイツ死ぬほど心配すンぞ?」
「それは大丈夫じゃ。」
さっきまでの乙女モードはドコへやら。
うさぎはいつもの口調で、自信満々に断言した。
なんか… ヤな予感…
「この前無断で散歩に出て、散々叱られたからな。
『薫の家にゆく』と、書き置きしてきたのじゃ。」
「…
うさぎサマ、見つけたエロ本どーした?
元に戻した?」
「…
ど… どうであろうか?
その… 気が動転して…」
また乙女モード突入。
赤い顔で視線を泳がせながら首を傾げるうさぎを見て、薫は頭を抱えた。
予感的中。
完全に巻き込まれた。
まさに
エロ本発見
↓
不潔! キライ!
↓
三行半
の、パターンじゃん。
今に盛大に勘違いした景時が、血相を変えて飛んでくる…