cяimson moon 赤い月 extra

「やっぱ怒ってンじゃ──ん!!
違ぇから!!
あんなんもういらねぇから!!
うさぎがその格好で部屋にいるダケで、波動砲発射寸前だから!!!」


ぅおぃっ?!
落ち着け。
とんでもねーコト言ってンぞ?


「はど…?
わからぬ。
その…
本当に怒ってはおらぬから…」


わからなくて幸いデス。
わかったら、激怒カモネー?!


「じゃあ帰ろーよ!
てか、帰ってきて!!
うさぎだけだから!!
大好きだから!!
戻ってきてぇぇぇ??!!」


愛を叫びだしたよ。
俺の存在忘れンな。


「え… ぁぅぅ…
暫く時間を…」


もう勘弁してクダサイ。

なんなの? コレ。

俺の部屋で、俺を挟んで、ナニやってンの?コイツら。

俺はいらねーだろ。
俺は関係ねーだろ。

ま じ で、勘弁してクダサイ。

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