cяimson moon 赤い月 extra

例えば…

タオルと着替えを持って庭の温泉に向かううさぎを追っかけて、

アタックチャン───ス!!

とか思って、迫ってみた。


「うさちゃん、たまには一緒に入ろー?
背中、流して?」


どーだ?
この下心のチラリズム。

空気読め。

だがうさぎの返答は…


「嫌じゃ。」


即答?!
しかも、短っ?!

ナニ? コレ。

実は俺、嫌われてンの?!

だが愕然として青ざめる俺とは対照的に、うさぎは頬を染めた。

上目遣いで俺を睨み、一言。


「恥ずかしいではないか。」




あぁ…

可愛い‥‥‥

って、そーじゃねェェェ!!!

俺は、そのハズカシーコトがしてぇンだって!!

わかんだろ?!
わかんない?!

それがうさぎクオリティ。

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