cяimson moon 赤い月 extra
「ダメ。
お父さんは反対デス。」
「そなたの子になった覚えはない。
何故じゃ。」
ナゼ?
決まってンじゃん。
コンビニでも、ショップでも、ファーストフードでも、野郎が群がンじゃねーかよぉぉぉ!!
「ナゼでも。
ダメってったら、ダメ。」
「むぅ。」
うさぎが頬を膨らませる。
そんな可愛い顔してもダメ。
むしろ可愛いからダメ。
秋時と薫がニヤニヤしながらテーブルの下で足を蹴ってくる。
さては、読心術を使ったな?
エスパー共め。
ソーデスヨ。
独占欲の塊デスヨ。
悪いかぁぁぁぁぁ!!!
「景時の心配もわかるよー?
でも、束縛は良くないなー?」
秋時がニヤけた顔でビールを飲み干して言った。