cяimson moon 赤い月 extra
だが、彼を目にした女神の紅い唇が開かれた。
「遅いぞ、景時。」
そして…
(((?!?!?!/////)))
それを目にした人々の心臓が砕け散った。
何者も拒むかのように、硬く冷たい彫像に見えた女神の口元が綻んだのだ。
愛らしく。
あどけなく。
天使のように。
「ごめーん。
アソコのたこ焼き、旨くてさ。
いつも結構並んでンだよ。
ほら、うさぎも食べてみ?」
「うむ。」
「熱いから、気をつけて?」
「うむ。
…
ん… 旨い。
そなたも食え。」
差し出された竹串に刺さったたこ焼きにかぶりつき、彼も幸せそうに甘く笑う。
微笑みを、交わし合う。