意地悪くんの恋愛事情
「ん?なんだろ。」
掲示板には大きく見出しに
『海道高校へようこそ!』と書かれてあった。
暫くして、クラス表か…っと気付いた私は大きく目を開き自分の名前を探し始めた。
うわー、やっぱり中学の時とは違ってクラスが多いなあ…。
自分の名前が見つかんないよ!!
っと、焦りながらもクラス表をまじまじと見る。
「あ……」
すると、いきなりのんちゃんが声を出し
ヤバいとでも言いたそうな顔で見つめてきた。
「な、なに?どうしたの?」
まさか、クラスが離れちゃったん…「同じクラスだったー」
うそーん!!やっぱ…り?
「ふぇ!!?」
「あっはは、間抜けな顔ー」
失礼な!!
「そんな顔するからクラス離れたかと思ったじゃん。」
「ごめんごめん、意地悪したくて」
ほんっと、紛らわしいんだから!
「もおー!!」
私は怒ってるからね!の態度を出したくて
思いっきり口を尖らせた、が。
「タコみたい。ウケる」
そんなのも通じるはずなく最終的にはいつも
のんちゃんの毒を浴びる事になる。