ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
きゅん! っと心が飛び跳ねて、どうしようもなくなっちゃった。


だから、本当は……。


“ミルクティーなんて、いらないから。
だから、あたしのそばにいて”


そんな風に煌に言いたかったけど……。


それをゴクリと飲み込んで、あたしは煌を見あげて言った。


「つ……冷たいのがいい……」


「了解」


短い言葉を口にして、あたしに背を向ける煌。
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