ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
「あの……。
かずくん……。
あたし……戻らなきゃ……。
きっと……煌が心配してる……」


あたしを壁に押し付けて離さない、かずくんの目を見ながら、そう言ったとき……。


「煌、煌、うるさい」


かずくんは、片手であたしの口を押さえた。


「……っ!?」


な……な……な……なに!?


か……かずくん!?


なんで……こんなことするの?
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