ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
そう言いながら煌は、あたしの手をとり、煌の胸にギュッと当てた。


「俺を生かすも殺すも、心優次第。
そのぐらい……。
俺は、おまえのことを大事に思ってるって、おまえ知ってる?」


「……えっ?」


「心優がいなくなったら、俺なんて。
軽く死ねるって、おまえ知ってる?」


「…………」


こんな表現……。


大げさだって。


もちろん、比ゆだって、わかってるけど。
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