ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
「でも、意外。
男ギライのクセに、おまえ、モデルとかは、大丈夫なんだ?」


くすくす笑いながら、煌は撮影の人だかりに近づいていく。


「ち……違う、煌っ……。
今、煌の名前を呼んだのは……」


「ん?」


「あの……。
えっと……」


一度は決心したクセに……。


煌に見つめられると……。


“好き”って。


“キラわれたくない”って。
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