ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
心の中で、むっきー!! と角を出して、煌に向かって怒っていると……。


「心優。
まーだ?」


そんな……今まで聞いたことがないような、甘えた煌の声が響いた。


「……え?」


「だから、まだ?
俺、ずっと、目ェ閉じて。
心優のキス、待ってんだけど?」


少し拗ねたような、甘え声。


それは……。


全身の血が沸騰しちゃうような衝撃で。
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