ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
「こっ……。
このままでいい……」
あたしは、もごもごっと口を動かした。
「ふーん。
じゃ、このままで」
キュッと……あたしの手を握りなおす五十嵐くん。
「だけど、俺の腕につかまりたくなったら、いつでも言えよ?」
優しい声でそう言って、五十嵐くんは暗くて長い廊下を歩き出した。
このままでいい……」
あたしは、もごもごっと口を動かした。
「ふーん。
じゃ、このままで」
キュッと……あたしの手を握りなおす五十嵐くん。
「だけど、俺の腕につかまりたくなったら、いつでも言えよ?」
優しい声でそう言って、五十嵐くんは暗くて長い廊下を歩き出した。