ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
そんなことは……自分が一番よく知ってるのに。


それでも……。


「五十嵐くんっ!!」


煌の名前を呼べば……。


前みたいに……煌が助けにきてくれる気がして。


「五十嵐くんっ。
五十嵐くんっ!
五十嵐くんっ!!」


あたしは、狂ったように五十嵐くんの名前を叫び続けた。
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