ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
「ヤベ……。
コイツの言ってる五十嵐って……。
北星の……五十嵐煌のことじゃねぇ……?」


あたしのリボンを取った、シルバーの髪の男が声を震わせた。


「は? なんだって?」


車のドアを開けていたオレンジの髪の男が、肩を震わせる。


「マジ、かよ……。
つか、なんでそんなこと……」


青い髪の男も近寄ってきて、心配そうにシルバーの髪の男を見上げた。


その視線を受けながら……。
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