ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
「……っ。
ち……違うもん。
普通のお化け屋敷なら、大丈夫だもん。
でも、お化けっていうか……。
男の人に追いかけられるのはちょっと……」


ぷぃーっと唇を尖らせる。


すると……。


「ごめん、ごめん。
心優がかわいくて、つい……な?」


くすっと笑って、五十嵐くんはギュッとあたしを抱きしめた。


「んじゃ、心優。
一緒に、あのベッドの下にでも隠れるか?」


「……え?」
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