ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
「それとも……。
布団の中にもぐっとくか」
真面目な声で言いながら、でも、笑いをこらえられないといった様子の五十嵐くん。
「もぉ……。
五十嵐くん!
あたしは真面目に……」
そんな風に、あたしが少し大きめの声を出したとき……。
――ギィィィ……。
不気味な音をたてて、ゆっくりと部屋のドアが開いた。
布団の中にもぐっとくか」
真面目な声で言いながら、でも、笑いをこらえられないといった様子の五十嵐くん。
「もぉ……。
五十嵐くん!
あたしは真面目に……」
そんな風に、あたしが少し大きめの声を出したとき……。
――ギィィィ……。
不気味な音をたてて、ゆっくりと部屋のドアが開いた。