ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
それに……。


全然悪くなかった楓ちゃんを疑って。


『空き教室で、突き飛ばしてごめんね。
あたし、五十嵐くんを諦める』


そんな杏ちゃんの言葉を信用するなんて。


あのときは……ダンスパーティーに向かう車の中では。


あたし……五十嵐くんに会いたい一心で、上の空だったから……。
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