ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
そして……。
「ここの扉、怪しすぎんだろ。
わざわざ半開きにしとくって……。
こんなの、開けてくださいって、言ってるようなもんだ」
五十嵐くんは、暗い中でもはっきりとわかるほど瞳を輝かせながら……。
ドアを横にガラッと開けた。
するとそこにあったのは、ひゅ~っと冷たい風があがってくる、1本の抜け道。
その暗い暗い穴を指さして、五十嵐くんはあたしを振り返った。
「ここの扉、怪しすぎんだろ。
わざわざ半開きにしとくって……。
こんなの、開けてくださいって、言ってるようなもんだ」
五十嵐くんは、暗い中でもはっきりとわかるほど瞳を輝かせながら……。
ドアを横にガラッと開けた。
するとそこにあったのは、ひゅ~っと冷たい風があがってくる、1本の抜け道。
その暗い暗い穴を指さして、五十嵐くんはあたしを振り返った。