ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
五十嵐くんは、チラッとあたしに視線を流し、考え込むように、自分のあごに手をあてた。
「家に送り届ける前に、病院に連れて行ったほうがいいか?」
自問自答するような、五十嵐くんの声。
「……え?
病院……?」
なんで?
なんであたしを……病院に連れていこうとするの?
そんな質問をあたしがする前に……。
「家に送り届ける前に、病院に連れて行ったほうがいいか?」
自問自答するような、五十嵐くんの声。
「……え?
病院……?」
なんで?
なんであたしを……病院に連れていこうとするの?
そんな質問をあたしがする前に……。