ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
と、大声で叫びながら……。


“そんなに叩いたら、中から綿が出ちゃうよ!” って勢いで、殴り続ける。


そんなのんちゃんを、しばらくボーッと眺めていたのだけど……。


「ねぇ……。
のんちゃん?
五十嵐くんって……。
本当に……あたしのことを助けに来てくれたの?」


あたしはベッドからおりて、のんちゃんの隣にペタンと座った。
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