ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
それなのに……。


「どうして五十嵐くんが……。
助けにきてくれたの?」


そんなの……。


どう考えても、無理な話。


だからこそ。


あたしは、五十嵐くんの声も姿も。


楓ちゃんのことも、全部全部、幻で。


それから……あたしの願望のつまった“夢”だって……思ったんだもん。
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