ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
五十嵐くんは、ぽんぽんと……あたしの頭を優しく撫でた。
その手のぬくもりに……。
「……っ」
こらえていた思いがあふれた。
「だって、だって……」
「ん?」
「あたし……。
五十嵐くんに……。
キラわれたくなかったんだもん」
「……は?
キラわれる?」
その手のぬくもりに……。
「……っ」
こらえていた思いがあふれた。
「だって、だって……」
「ん?」
「あたし……。
五十嵐くんに……。
キラわれたくなかったんだもん」
「……は?
キラわれる?」