ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
「これで、ようやく謎がとけた。
心優が今でも、俺の校章をしてるわけも。
ケータイをきちんと持ってるわけも。
それから、夢だと勘違いしてたときにとった行動も」
「…………」
五十嵐くんに抱きしめられた安心で。
あたしも、五十嵐くんの背中に手をまわして、ギュッとした。
その瞬間……。
「よく覚えとけ。
俺には、おまえ以上に、好きになれる女なんて、いねぇってこと」
さらに強く、五十嵐くんに抱きしめられた。
心優が今でも、俺の校章をしてるわけも。
ケータイをきちんと持ってるわけも。
それから、夢だと勘違いしてたときにとった行動も」
「…………」
五十嵐くんに抱きしめられた安心で。
あたしも、五十嵐くんの背中に手をまわして、ギュッとした。
その瞬間……。
「よく覚えとけ。
俺には、おまえ以上に、好きになれる女なんて、いねぇってこと」
さらに強く、五十嵐くんに抱きしめられた。