ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
そんなこと、あたしには、思いつかないな……。


そう思って、デコピンされたおでこを押さえながら、煌の顔を見あげると……。


「一輝だよ、一輝!!」


煌は、唇をツンと尖らせた。


「一輝から、心優のことを、取り返さなきゃだろ」


そう言いながら、ガラッとドアを開ける。


すると、そこには……。

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