ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
そんな煌の姿を見て……。


「へぇ。
煌って、ヤキモチ焼きだったんだな。
かわいいじゃん」


かずくんは、生意気そうにニヤリと笑った。


「か……かわいいって……。
はぁ!?」


大声を出して、かずくんを威圧する五十嵐くん。


でも、かずくんは……。


「さっきの質問に答えるなら。
オレも愛斗に、ハメられた口で。
最初から、おまえらの話も聞いてたよ。
愛斗が、わざと……。
ドアを少し開けていったしな」
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