ガトーショコラ
わたしが悲しそうにしていると
気付いた、蓮はあたしの手を
引っ張ってどこかへ走り出した。

『ちょっ!どこいくのよ!』

「…….」

蓮は、あたしの話を無視。
むかつく。


そして、どれだけ走ったのか
わからないけど、たどり着いた場所わ、
公園だった。

は?は?は?
誰の家よ。きれいないえ。

こんなことを思ってると
やっと蓮が喋った。

「お前泣きそうだった。だから、
おれわ、なにかあったら、
いつも、ここにきてる。
寝転んでみろよ。嫌なこと吹き飛ぶ。」

と、イタズラっぽかったけど、
蓮の言葉はすごく優しかった。
そして、蓮は芝生に寝転んだ。

「泣けよ。なにがあったか
しらねーけど、聞いてないふり
しててやるから」

と、優しく頭をなでられた。
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